東 村 里恵子 加 藤 大 弥 小 山 進 志 田 常 佳
青 木 学 中 山 均
〇
出席説明員
総務課長 斉 藤 淑 子
以上の
てんまつは
会議録のとおりであるので署名する。
大都市制度・
行財政改革調査特別委員長 吉 田 孝 志
○
吉田孝志 委員長 ただいまから
大都市制度・
行財政改革調査特別委員会を開会します。(午前9:58)
本日の欠席はありません。
ここで、
市政記者会、新
市政記者会及び
議会事務局から、今
定例会中の当
委員会を撮影及び録音したい旨の申出がありますが、これを許可することに御異議ありませんか。
(異 議 な し)
○
吉田孝志 委員長 許可することに決定します。
本日は、
付議事項の
調査、
研究の
参考とするために、
総務部総務課から「
令和2年
国勢調査の結果について」
説明を受けたいと思いますが、いかがでしょうか。
(異 議 な し)
○
吉田孝志 委員長 そのように行います。
本日使用する
資料については、お手元に配付していますので御確認願います。
それでは、
総務部総務課から
令和2年
国勢調査の結果について
説明を受けます。
総務課長から
説明をお願いします。
◎
斉藤淑子 総務課長 資料に基づき
令和2年10月1日を
基準日として実施した
国勢調査の結果について
説明します。
昨年12月に
人口等基本集計結果の
概要は既に
報告していますが、今回は
住民基本台帳の
データと比較しながら御覧いただき、先月末に新たに公表された
データについて
説明したいと思います。
初めに、
資料1、
令和2年
国勢調査の結果について、左上の
折れ線グラフは、
平成22年、
平成27年、
令和2年の10年間の
人口について、
赤線で
国勢調査人口の
推移を、青線で
住民基本台帳人口の
推移を示したものです。
本市の
人口減少は、
高齢化率が高いことによる
自然動態の
減少が主な
要因です。
そのことを示す
データとして、
参考、
住民基本台帳人口による
人口動態の
推移で、これは同じく
平成22年から
令和2年の10年間の
住民基本台帳人口を
自然動態、
社会動態の
推移で
グラフにしたものです。
平成23年、
東日本大震災発災の年は
転入超過により
人口も
増加しましたが、全体的には
死亡数が
出生数を上回る
自然動態による
減少、また
平成28年からは
転出が
転入を上回る
転出超過が続いており、
社会動態による
減少も続いています。
なお、昨日県が
令和3年度について公表しましたが、
自然動態で4,310人の減、
社会動態で714人の
転出超過となりました。
資料右側の
折れ線グラフは、8区の
人口の
推移です。
中央区と西区について、
平成27年は
国勢調査、
住民基本台帳ともに
増加しましたが、
令和2年は
減少に転じています。それ以外の区については、
減少の幅はそれぞれ違うものの、
人口減少が続いています。
続いて、
資料2、
国勢調査結果(5年前の
常住地)からみた
転入出状況についてです。この
データは、2月末に
総務省が公表したものです。5年前の
常住地とは、
国勢調査の
設問項目の中で
社会動態を表す
データであり、5年前、
平成27年10月1日にふだん住んでいた
市町村を問うものです。結果
概要の表、a、
常住者は
国勢調査上の
人口であり、
令和2年は
平成27年の
前回調査から2万882人
減少しました。
次に、
常住者のうち、b、
転入者は、
令和2年では6万4,823人で、
平成27年の
調査と比較すると5,589人
減少しました。その主な内訳は、
県内他
市町村からの
転入が2,477人の減、他県からの
転入が3,692人の減でした。
次に、c、
転出者は、
令和2年
調査では6万6,104人で、
平成27年と比較すると2,104人増えています。その主な
要因が他県への
転出で3,085人の増でした。
続いて、他県との
転入・
転出(抜粋)で、今回と
前回の
調査結果を比較したときに、違いが大きく出た
都県について
説明します。
福島県の
転入数について、
平成27年
調査では3,325人の
転入でしたが、
令和2年は1,821人になり、
転入者は1,504人減っています。
次に、
東京都への
転出数について、
平成27年の
調査では1万1,617人の
転出でしたが、
令和2年は1万2,774人で
転出者は1,157人増えています。
このことについて、
参考、
住民基本台帳人口からみた
転入出状況についてを御覧ください。こちらでも同様の結果が見て取れます。この
折れ線グラフは、
平成22年から
令和2年までの
転入元、
転出先の都道府県について主な
都県の
経年変化を表したものです。
平成23年の
東日本大震災発災の年に
福島県からの
転入超過が瞬間的に増えました。また、
東京都の
転出超過数は年々増えていますが、
令和元年、
令和2年にはその
傾向が和らいでおり、昨日公表された
令和3年においても同様の
傾向です。
続いて、
東京都に対する
転入出超過数(年齢5歳
階級別)では、
男女ともに20歳から24歳で大きく
転出超過となっていますが、男性より
女性にその
傾向が大きいです。
最後に、
参考と記載した
資料、
住民基本台帳の
データに基づく5年間の
人口の
動きを御覧ください。
前回の
国勢調査からの5年間、
平成27年10月から
令和2年9月の5年間の
人口の
動きについて、その前の5年間、
平成22年10月から
平成27年9月の
動きを比較しています。
人口動態については、全区同様の
傾向ですが、
社会動態については
各区で
傾向が異なっています。
図、b、東区を御覧ください。東区において、
戸籍は結婚や離婚などのような
理由で
転入が多い一方で、
住宅が
理由で
転出超過となっています。
住宅は
オレンジ色の
棒グラフで、
戸籍は青色の
棒グラフです。
次に、
江南区では、
住宅に伴う
転入超過により、全体で
県内転入は
超過となっています。
次に、西区は、
学業に伴う
移動で
転入超過となる一方で、
職業による
転出超過が際立っています。
次に、
西蒲区は、
県内、
県外ともに
転出超過となっていますが、
住宅を
理由とした
転入の
超過となっています。
国勢調査だけでは
人口減の
要因が把握できないため、
住民基本台帳の
データで
自然動態の
動向や
社会動態の
転入出理由などの
動向を把握するため、併せて御覧いただきました。
○
吉田孝志 委員長 人口が減っている
状況は肌で感じていますが、数値を見て、その具体的な
理由、
地域ごとによっても
特徴が違い、一概に
人口減少だけではなくて、
地域に対するそれぞれの対策も含めていろいろと考えることができ、とても
参考になる
説明でした。
ただいまの
説明にお聞きすることはありませんか。
◆
中山均 委員 データの確認です。
最後の
住民基本台帳の
データに基づく5年間の
人口の
動きについて、
職業、
住宅、その他の
要因が書いてあり、
新潟県
人口移動調査結果
報告から作成していますが、この
要因は
転入や
転出する
異動届を出すときにそれぞれアンケート的に書くのですか。また、それが
新潟県など県の統一した書式、アンケートの形になっているのか教えてください。
◎
斉藤淑子 総務課長 おっしゃるとおり、
異動届を出す際に、職員が市民から
理由を聞き取って分類しているものです。全県で統一しているかの詳細は把握していません。
◆
中山均 委員 以前の
委員会で、
伊藤健太郎委員からそういう
調査を任意で行ってみたらどうかという話があり、そういう
取組を始めていると思ったのですが、
新潟県
人口移動調査結果
報告から作成したものということで、どういうものか分かれば教えてください。
また、
住宅の
転出について、例えば、
先ほど説明のあった東区の
住宅による
転出超過は、ほかの区に
住宅を造ったので
転出するという
意味ですか。造って
転入するというのは分かりますが、単純にその反対で、ほかの区に造ったから
転出するということですか。
◎
斉藤淑子 総務課長 住宅を
理由とする場合、例えば、新しく家を建てたまたは借家への移転などによるものです。例えば、
家族の
世帯主の
転勤などによって、
住所が変わった場合、
世帯主は
職業によりますが、
一緒に来る
家族はもしかしたら
家族という
理由でチェックするかもしれません。住むところが変わったという
理由で
住宅にチェックするかもしれませんので、一概に新しい家を建てたということだけではないと理解しています。また、この
データには
市内の
区間移動数も入っていますので、例えば東区から秋葉区に行ったという
数字も入っています。
◆
志田常佳 委員 この
国勢調査の結果については、今の
説明で分かりました。今まで
中央区の
人口減少は特に考えておらず、むしろ
人口は
増加すると思っていました。
政令市である
本市の真ん中の拠点で、
人口が
減少したことをどう考えていますか。
◎
斉藤淑子 総務課長 先ほども申し上げたとおり、
平成27年は
増加となったものが
令和2年に
減少に転じています。
平成27年に
増加に転じた
理由として、
中央区は主に
職業を
理由とした
県内の他
市町村からの
転入が多く、西区については、亀貝の大
規模な
宅地造成が影響したのではないかと当時分析していました。
◆
志田常佳 委員 総務課長が子供のとき、礎町や古町には
本市の
中小企業の本店があり、
商店街では2階に
家族が住み、1階では店を開けて、商店を営んでいました。それが礎町では、
郊外に出て、工場や会社をつくり、そこに
従業員が行ってしまい、2代目や3代目の社長は、
郊外に家を建てて、
人口が一時的におかしくなりました。今の
総務課長の話と同じような感じになってきていると思います。例えば、
本市が
政令市15年目を迎え、これからにいがた2kmなどを行っていきますが、問題は、
転入者が3年、4年で
転勤してしまいます。
転勤で
東京から
新潟に
家族を連れて来て、その後、
家族と
一緒に
埼玉や
福島などへの
転勤があるわけです。
新潟県警や県の
教育委員会などは
県内での
転勤ですが、
県外から来る人や
県内から出ていく人が相当います。
国勢調査を鑑みて、どのように
検討していきますか。難しいか。難しいなら答弁はいいよ。
◆
豊島真 委員 国勢調査と
住民基本台帳の差の
理由がよく分かりません。
中央区と西区は
国勢調査の
数字が大きく、北区と
江南区はほとんど差がない。逆に南区、
西蒲区、東区は
住民基本台帳の
数字が大きいのはどう考えればいいですか。
◎
斉藤淑子 総務課長 国勢調査と
住民基本台帳の違いについて、
国勢調査は、どこに住んでいるかを問うものです。どこに
住所を置いているか、要は
住民登録をどこにしているかではなく、どこに住んでいるかになるので、例えば、
住民票を動かさずに
本市に住んでいる
学生などによく見られる
傾向です。
国勢調査のほうが多いのは
大都市によくある
傾向で、
住民票を動かさずに住んでいる方がいるということです。南区や
西蒲区がその逆なのは、
住民票を
西蒲区、南区に置いたまま、別のところに行っている方が多いということです。西区には
大学があり、
中央区には
専門学校があるので、
学生が集まる区においてはこういう
傾向があります。
◆
豊島真 委員 例えば、北区はほとんど変わらないですが、これはどう考えればいいですか。
◎
斉藤淑子 総務課長 この
資料のとおりです。
○
吉田孝志 委員長 ほかにありませんか。
(な し)
○
吉田孝志 委員長 以上で
総務部総務課の
説明を終わります。
次に、ただいまの
説明及び今後の
本市の施策に関する
意見等について、
委員間討議を行いたいと思います。
委員の皆様から御
意見をお願いします。
◆
志田常佳 委員 今ほど
委員長が言いましたが、こういう
国勢調査等は
所管が重なるので、
所管課長が
主査あたりまで連れてきて行ったほうが
勉強になると思います。よろしくお願いします。
○
吉田孝志 委員長 ありがとうございます。
特別委員会には
少子化調査特別委員会もあるので、当
委員会では、例えば区の間での
人口減少の違いなどを
大都市制度・
行財政改革調査特別委員会でどう行っていくか、または今後区の
再編の話、
議会においては
議員定数という話も出ていますので、またそういったところも
参考にしていきたいと思います。
令和2年の
国立社会保障・
人口問題研究所の推計では80万3,000人ですが、それを下振れしています。
平成27年のときは少し上振れした
状況もありました。最近、
コロナ禍で
首都圏、特に
東京への
転入が少なくなってきていて、その受皿を見ると、報道では長野県、
群馬県、
埼玉県は一生懸命やっていますが、
新潟県は思ったようになっていないところもあります。
大都市制度とどう関わるかという問題になるかもしれませんが、そんな
状況もあり、
説明の中で言われた20歳から24歳の
女性の
減少幅が
平成27年よりもさらに広がっていることが今後
ボディーブローのように効いてくるではないかと心配し、改めて
危機感を覚えます。
今後の
検討の
方向として、
先ほど志田常佳委員からいただいた
意見も踏まえて、
関係課と相談をして情報提供していただこうかと思います。これを受けて組織の
再編や大きな区役所、小さな市役所を今後どうしていくのか。昨年度は
行政改革の
部分でICTやAIなどの導入、来年度は
総務部においても
組織改正があり、DXをより推進していくことの
説明を受けようと思って
総務部の
担当課へ相談しましたが、
総合計画を
一緒に考える上では、タイミング的に少し早いということ、まだ情報提供できるものがあまりないということでした。
◆
志田常佳 委員 委員長のお話は本当にもっともですが、3代の
市長を見てきて、3代の
市長とも、
政令市になる前、
本市は100万
都市を目指すということを言っていて、これが目標です。その100万
都市を目指す中で、
委員長が言うような話が出てくるわけです。だから、現
中原市長が100万
都市を目指すのであれば、
令和4年度、ちょうど
新潟駅が出来上がり、ここからが勝負ということで
市長はにいがた2km構想を掲げたわけです。前
市長が50メートルという高さ
制限をしたわけですが、
信濃川沿岸の高さ
制限をなくすとなれば、
マンションが建てば一部屋が1億円以上になると
不動産屋が見ています。そういう高級な
マンションを買える人が日本ではかなりいて、
本市にもかなりいると見ています。そうすると、
人口減少が食い止められます。
韓国の
仁川空港の隣にどんどんビルが建ちました。
韓国では今買うと3億円です。そういうお金を持っている人が買うと
人口減少が止まる、いろいろなものが見えてきて、
まちづくりをする。今の
市長が話しているのは、新しい
企業を誘致して、小学校から
高校、
大学まで
本市にある程度そろえる。要するに
高校野球と同じで、他県からも甲子園に行きたいという選手が
日本文理高校や
新潟南高校などに来ています。
企業であれば、
市内の
大学へ行って、
市内の
企業に入るという形にしていかないと現実が見えてこない。ただ、絵に描いた餅では誰も行かないというところも、各
所管部長や副
市長などに聞いてみたほうがいいです。
○
吉田孝志 委員長 今後の
委員会運営の
参考にします。ありがとうございます。
◆
内山航 委員 欲しい
資料があります。2枚目の
資料の他県との
転入・
転出で、
埼玉県や千葉県からも人が入ってきていると思って見ていました。
埼玉県から
平成27年は3,183人、
令和2年は3,131人が
転入してきているなど
実数はとても大事だと思いますが、これを
埼玉県の
人口などで割ると、
本市への
依存度のようなものが出るわけです。
転出超過数は
マイナス依存度みたいになると思いますが、例えば
山形県や
群馬県など、今まで
本市に
依存度が高かったような周辺の県から
本市に入ってきていた、
平成22年や
平成27年などの
依存度がもし減っていれば、むしろ
転出超過の
実数が大きくなったことよりも
危機感を持つべきです。そういう
資料があると、結局は働く場ということになるかもですが、ただその価値が相対的に弱まっているのはもっと問題だと思います。
首都圏の4つと比べて
転入が減って
転出が増えているのは、多分どこの
市町村も同じで、
東京一極集中になっていると思いますが、
山形県と
本市の
関係の
推移が見てみたいと思います。
○
吉田孝志 委員長 ありがとうございます。それこそ特定の
地域、今までは
依存、
影響力があったところとの
関係が薄くなってきているのは、本当に求心力や
拠点性が薄くなっているということですね。
◆
内山航 委員 例えば、金沢市や
仙台市にその
依存度が高まっているとすれば、
首都圏よりもさらに
危機感を持つべきです。
◆
志田常佳 委員 本市が38万
都市のとき
仙台市は負けていました。
仙台市が
政令市になってからどんどんやっていきました。だから、
本市も
政令市になったときに100万
都市を目指すと言っていました。
◆
中山均 委員 先ほど委員長が
整理されたように、この
データそのものは
少子化調査特別委員会でも議論する材料、中身なので、できれば
大都市制度など
制度的な関わりの中で議論できるような
整理をしたほうがいいのではないかと思います。とはいえ、どうすればいいという妙案はないですが、そこはほかの
委員会との
関係もあるので、
整理が必要だと思います。
もう
一つは、
コロナ禍で
視察などに行けず、まとめるのも難しいので、
先ほど委員長もおっしゃったほかの
都市でどんな
取組を行っているのかを学べる
機会、
議会でやれるのかどうか分かりませんが、
視察の代わりにオンラインで話を聞く、あるいは庁内でも
庁外の
研究者や話ができる人、特にそれは
人口減少だけでなく、
都市の
まちづくりや
制度など、
先ほど志田常佳委員から話が出たように、時代は違いますが、
仙台市は
政令市になり成功しています。
制度的なことも絡めながら、そういう
勉強ができる
機会が持てればいいと思いました。
○
吉田孝志 委員長 ありがとうございます。
大都市制度の
課題研究というと、ここは問題だよねというところが出てくると思いますが、その
制度を生かすこともあります。例えば、区政についても今、
各区の中で
人口減少の割合やその原因の分析が必要になってきますが、
行政区を持っていることで、その
行政区の
特徴を生かすことも、今
定例会での
一般質問でも大分そういった
提案がありました。
浜松市はそれこそ
住民投票まで行い区を
再編しようという流れになり
動き出しています。全てが効率を求めたものがいいのか、それともそれぞれの今の
制度を生かしたやり方がいいのか。例えば、
農林政策課で来年度は
農村の
調査を初めて行う。それは、今まで
農林水産部は
農業経営の
生産拡大といった
方向でしたが、
農村経営というような在り方について触れていきます。その辺もある
意味では
本市の
特徴で、準
農村と
都会が混在していますが、実はその準
農村は
浜松市の天竜区のように山村の
農村ではなく、平場の
農村、市街地に近い
農村、ある
意味では違う
特徴を持っていて、
農村暮らしをしながら
町なかの
都会の
利便性も享受しやすいというメリットを生かした
まちづくりや
都市政策なども
検討、
提案、
研究するというターニングポイントに来ていると思うので、また情報を集めていきたいと思います。
◆
古泉幸一 委員 この
データは、非常に興味深く、面白いです。例えば
参考資料の中で、
職業を
理由に
転出をしているところばかりで、
職業を
理由に入ってきたのは
中央区だけです。こういうことを考えると、やはり良質な仕事を求めたときに、
各区にそれが少し足りないということがよく見て取れて、例えば西区においては、
職業としてはもう本当に出ていく一方で、だんだんその幅が広がっている。一方、
住宅と
学業ということで来て、もう
学生中心の町になってきている。西区に良質な働く場が少し減ってきているのではないかと、こういったことを
一つ一つ見ていると、かなり面白い
データだと今見ていたのですが、これをいかにして
本市の今後の
まちづくりや
政策にするかが本当に大事になってくるので、その
辺一つ一つ特別委員会でテーマを決めたら、
所管が違っても来てもらい、議論ができれば面白いと思いました。
◆
伊藤健太郎 委員 古泉幸一委員の
関連で、
志田常佳委員からも話があったとおり、
中央区は
住宅を
理由に
転出していますが、これは明らかに
伸び代があるのではないか。今は区の
役割の中でベッドタウン的なところがありますが、その
役割は我々が思い込んでいるだけで、まだまだ
中央区の
町なかに住みたい人がいるのではないかと思っていて、それが高さ
制限や開発の
部分で何とかなるのではないか。
職業を
理由に
転出していれば、当然
職業があれば
転出しない人もいるわけで、むしろこれは
伸び代がこういうところにあると思って、ほかの
政令市でこのような区の
データを見ることができれば、我々の思いが解消できるのではないかと思いました。
◆
小山進 委員 いろいろな
要因がありますが、例えば岡山市は若い
人たちがどんどん入ってくる
理由の
一つに、いわゆる若い
女性が求める
福祉事業といった
医療機関や
介護職などが非常に充実しているという話を聞きました。若い
女性がどんどん流入していることもあり、そういった
政令市、
大都市の中で、今
本市がどういう位置づけにあるのかに特化して調べても面白いのではないかと思いました。
また、区の数によってどう変わってくるのか。同
規模の
政令市の中で、
先ほども
委員長がおっしゃっていたように
浜松市は区を減らそうとしている
状況の中で、区の数が多い
本市がほかの同
規模の
政令市と比べてどうなのか。あるいは共働きが非常に
本市は多いので、それももしかしたら
女性の
就職先に何らかの影響を及ぼしているのかなども含めて調べていくといろんなものが見えてくるのではないかと思いました。
◆
中山均 委員 何人もの
委員から、この
データが非常に興味深いという発言が幾つか出ているので、
少子化調査特別委員会とどう共有しているか分かりませんが、ぜひ各会派に
報告すればいい話だと思います。この
委員会で提供された
資料は、今後の
本市の運営を考えるに当たって非常に重要な
資料なので、ぜひ全議員で共有したいという旨を
委員長から一言書いてもらい、皆さんに渡してもらいたいと思いました。また、この
資料のほかに
説明を聞いてよく分かったので、エッセンスのようなことも書き添えるとよりいいのではないかと思います。その辺は
委員長に任せますので、ぜひそうしてほしいという
提案です。
○
吉田孝志 委員長 御
意見を承って
検討していきたいと思います。ありがとうございました。
◆
志田常佳 委員 今の
委員の話は、非常に大事なので、
委員長、副
委員長が
執行部とよく相談して、これはできる、これはできないというのを次の6月
定例会までに調べて
報告してください。
○
吉田孝志 委員長 希望があれば5月でも
委員会を開きますか。
◆
志田常佳 委員 いつでもいいです。
希望はありません。
○
吉田孝志 委員長 分かりました。
◆加藤大弥
委員 もし可能であれば、そこから何が見えてくるのか
可能性だけで言いますが、
社会動態の
数字との
関連、あるいは
豊島真委員が言われた
中央区と西区の
実態など、
県内の他
市町村からの出入りみたいなものを
市町村ごとに
プラスマイナスの
推移を含めて分かる
データもあると、
本市が果たしていると言われる
県内における
人口ダム機能について、
実態はどうなっているのかも分かり、少し幅が広がると思います。
○
吉田孝志 委員長 ありがとうございます。皆さんからいただいた
意見を踏まえて、今後の
委員会運営を組み立てていきたいと思います。
以上で
委員間討議を終わります。
以上で本日の日程を終了し、
委員会を閉会します。(午前10:48)...